不思議な話。

連日暑い日が続いていますが、早いものでもうお盆時期になりました。

植木屋業の繁忙期も一区切り。

そんなこんなで今回は夏だしお盆時期なので、植木屋あるあるの1つだと思われる不思議なお話。

植木屋は毎年施主様のご自宅にお伺いして植木の管理をする為、施主様の大事にされている樹木や思い出のある樹木などを熟知しています。

施主様が生まれた時に植えた記念樹であったり、先代から受け継がれてきたお気に入りの樹木など様々。

毎年お伺いしていると、徐々に打ち解けてご自身の昔話や、お庭と歩んできた思い出を楽しそうに語ってくれます。

しかしながら長年お付き合いしていると、施主様と悲しいお別れをすることもあります。

その後突然に施主様の大事にされていた樹木が枯れることがあるんです。

それまでは元気だった樹木が、なんの前触れもなく突然にです。

原因などは分からないことが多く、施主様がいなくなって管理が不足したり、たまたまかもしれません。

でも長年植木屋をやっていて何回かその光景を目の当たりにしたり、そういった事例をよく聞いたりします。

植物達は話さないし動かないから愛情や思いが伝わっているのかはわかりません。

でも施主様の感情は木に伝わり、いつの間にか以心伝心しているのかもしれません。

これから先の未来、科学の発展と共に植物にも感情があることが一般的になる日が来るかもしれませんが、今現在では信じるか信じないかはあなた次第な植木屋さんの不思議なお話でした。