最近では様々なスタイルのお庭を目にすることが多くなりました。
南国をイメージしたドライガーデンや、オージープランツなどをふんだんに植栽した男前なお庭など、姿形は様々。
昭和時代のお庭といえば、松やマキなどが門かぶりとして綺麗に仕立てられている様な和庭が主流。また平成になるとヒメシャラやヤマボウシなどの雑木を中心としたお庭が流行でした。
近年では建物のデザイン性の向上と共に、お庭のスタイルも多様化してきたように思います。
職人として、昭和・平成・令和の様々なスタイルのお庭を見てきましたが、良いと思うお庭に共通していることがあります。
それは時代が変化しても色褪せないかっこよさがあるということ。
時代やスタイルが違えど、ちゃんとお手入れをして手間と時間を積み重ねたお庭はとてもかっこいいんです。
だからこそ最初のお庭づくりがとても大事。
10年後や50年後、どのように成長していくのか、時間という重みがどのようにプラスされるかを考えてお庭をつくる。
どんなスタイルのお庭でも、10年後や50年後もかっこいいと思えるお庭こそが、良いお庭だと思います。