謹んで新春をお祝い申し上げます。
本年も多くのお庭に携われますよう精進してまいります。
気づけば独立して今年で10年目。
今年は”もっと人に伝える”ことを目標に頑張っていこうと思います。
この仕事の魅力や庭屋はじめという存在、ご提案の精度UPや人との関わり方など様々。
色々と試行錯誤して頑張ってまいりますので、今年もどうぞよろしくお願い致します。
謹んで新春をお祝い申し上げます。
本年も多くのお庭に携われますよう精進してまいります。
気づけば独立して今年で10年目。
今年は”もっと人に伝える”ことを目標に頑張っていこうと思います。
この仕事の魅力や庭屋はじめという存在、ご提案の精度UPや人との関わり方など様々。
色々と試行錯誤して頑張ってまいりますので、今年もどうぞよろしくお願い致します。
今時期はお庭の管理仕事が続きます。
様々な樹木の剪定の日々です。
うちでは空間のバランスや樹木の成長を考えて剪定しているので、一年間どう成長してきたかがわかるのも今時期の楽しみの一つ。
残した枝が思った通りに成長しているとニヤッとしてしまいます。
毎年どのように成長しているのか、どう空間が埋まっていくのかを見ることが出来るのも植木屋の特権です。
また来年ニヤッと出来るように今年も剪定していきます。
毎年お庭の管理をご依頼して頂くお客様には本当に感謝しかありません。
その感謝の思いを込めて、今日もお庭を綺麗にしています。
植木の剪定の中で最も位が高く、難しいのが松の剪定。
松の剪定後の姿は、職人の腕により全く出来栄えが違います。
その為に親方やベテランしか手をつけてはいけない憧れの樹木でした。
中でも大変なのが五葉松。
一つ一つの芽が小さく細かい為、とても時間がかかります。
剪定方法は、伸びている芽をカットして高さを揃え、残した芽の葉を扇状に残るようにむしる、これの繰り返し。
言葉にすると簡単ですが、芽の残し方のバランスを考え、葉が折れないようにむしらなければいけないので、空間のバランス感覚と繊細さがないと綺麗に剪定出来ません。
赤松や黒松も同じ剪定方法ですが、五葉松は細かい分、丁寧さと忍耐力が求められます。
剪定にとても時間がかかるので樹木の中で剪定費が1番高く、昔は松がどれだけ庭に植えてあるかがステータスになっていたらしいです。
現代においても松があるだけでお庭の風格があがる印象です。
剪定した後の、枝ぶりが顕になった姿はまさに王様らしい雰囲気。
私の好きな樹木の一つです。
夏頃にも書きましたが、植木屋さんの繁忙期は主にお盆前とお正月前。
特にお正月前の植木のお手入れは新年を気持ちよく迎える為にご依頼が集中します。
今時期のお庭のお手入れは様々なメリットがあります。
落葉樹の落葉のお手伝いや落ち葉掃除、剪定で枝を少なくすることで休眠期に余分な体力を使わなくて済んだり、常緑樹なども春頃まで新芽が伸びないので、剪定後の綺麗な状態を長く楽しむことが出来ます。
また、大きくなり過ぎた樹木の強剪定も今時期が適しています。
お正月まで植木屋さんは大忙し。
今年も残すところ1ヶ月を切りましたが、植木屋稼業の皆々様も事故なく怪我なく休みのない日々を共に頑張りましょう!
今回は埼玉県伊奈町にてお庭のリノベーションのご依頼。
今までアオダモやフェイジョアが単木で植えられているだけだったので、景色を変えたいとご要望頂きました。
クライアント様とお打ち合わせさせて頂き、四季を楽しめる変化のある景色にすることに。
樹高5m超えのアオダモをメインに、春夏秋は目線を上に、冬は目線が下に下がるように植物をレイアウトしました。
低木なども季節毎に入れ替わりで花が咲くようにチョイス。
季節の移ろいや植物の成長が楽しみなお庭になりました。
完成後は施主様に立ち会って頂き、ご説明させて頂くのが弊社のスタイル。
ご説明の際は施主様のご期待に添えたか毎回ドキドキしています。
今回も施主様に喜んで頂けたので一安心。
「頼んで良かった」と感謝のお言葉を頂けた時は、本当にこの仕事をやってて良かったなと思います。
これから冬になりお庭は寂しくなっていきますが、春の新芽が芽吹く時期が楽しみです。
先日大宮にて、久しぶりに四目垣を施工。
四目垣とはその名の通り、隙間の模様が四つ目に見えることが由来。
四目垣は植木屋が最初に覚える垣根で、基本が詰まった竹垣です。
シンプルなだけにバランスがとても難しい。
竹の太さはバラバラなので、四つ目模様がバランスよく見えるように竹を配置します。
配置し終えたら竹同士を、シュロの木の繊維から出来ているシュロ縄という紐で結束します。
縛り方も特殊で、クネ縛りという縛り方で結んでいきます。(イボ結びや男結びとも言う)
全部結束して完成。久しぶりに縛ったら手にマメができました笑
青竹の風合いがとても良い。
近年では竹垣を提案したり施工することは少なくなってしまいましたが、こういった伝統的な仕事はいつまでも残っていって欲しいなと思います。
久しぶりに竹を使った垣根のご依頼。
その下準備で竹を洗っています。
竹は渋や汚れが表面に浮き出ている為、そのまま使用するととても見栄えが悪いです。
その為洗って表面を綺麗にします。
写真では分かりにくいですが洗う前と後では雲泥の差。
竹仕事は青竹の状態が長く続く冬がメイン。
お正月前や、竹の状態がいい2月頃に竹垣を綺麗に交換するお客様が多いです。
その為に水仕事はとても辛い。
真冬の竹洗いは修行です。
なので今時期の竹洗いはとても楽で快適でした。
お庭の仕事をしていると、色々な場面で文明の力の乏しかった先人達の凄さを痛感します。
竹を洗いながら、文明の力に甘えきっている自分に対して少し反省した今日この頃。
10月4日.5日に和光樹林公園で開催されるゆにーくしょくぶつ販売会に今回も出店致します。
個性的な植物が数多く販売されますので是非ご来場ください!
うちではお庭に関するご相談も承っておりますので、お気軽にご相談下さい。
ゆにーくしょくぶつ販売会
10月4日.5日
10:00〜16:00
埼玉県営和光樹林公園
埼玉県和光市広沢3番地内
先日はアオダモの仕入れに福島へ。
うちでは雑木は、山取りのアオダモやコハウチワカエデなどをメインに使っています。
特にアオダモは関東の暑さにも耐えてくれて、病害虫もつきにくい強い樹木なので重宝しています。
一昔前からアオダモは根強い人気で、新築の住宅などに植えられていることが多いですが、同じ樹種でも自生した場所や成長の過程で樹形や枝つきが全然違うんです。
特に山取りのアオダモなどは、過酷な環境で生き延びてきた力強さが樹形から伝わってきます。
そんな山取り雑木の良さを最大限活かす為には
植える空間のバランス感覚がとても大事。
その空間に合うように、建物とのバランスも考えて高さや形を決めています。
その為工事が決まってからその空間に合う樹形の樹木を探しに、仕入れの旅に出ています。
それが庭屋はじめのこだわりです。
ふと見るとサルスベリの花が満開になっていました。
綺麗だなと思って思わず写真をパシャリ。
若い頃は植木屋なのに樹木や草花にあまり興味がなく、季節毎に咲く花を見ても何も思わなかった私。(今思うと植木屋としてかなりやばい)
そんな自分がいつの間にか景色や花の綺麗さに癒されているなんてびっくりですw
幸せの定義は人それぞれですが、ふとお庭を見た時に季節毎に咲いている花を見て綺麗だなと思えることが、何よりも幸せなことなのかなと思った今日この頃でした。